計算された家
窓を大きく、たくさんとれば、光が十分に入るというものでもありません。
また、窓と言っても、いろいろな役割があります。
自然の優しい光を取り入れる窓、人が出入りする窓など、それぞれの役割は違います。
こちらの玄関ホールからは、リビングダイニングが見えます。光の計算をしない場合、閉塞感が高くなってしまいます。
しかし、少し、光の計算をするだけで格子越しに光が入ってくるようになり、玄関が明るくなります。
障子が入ると、とても落ち着いた光となります。
その上、夜の光の演出・雰囲気も大切だと思うんです。
照明が光の陰影により演出効果を生み出し、日常生活においても落ち着く癒し効果な演出も可能になります。
但し、敷地に対していつも南向きの光が入るとは限りません。
南の採光が得られにくい環境であっても、必ずお客様のお部屋を豊かな光をお届けします。
空調設備により快適な環境を作り出すことは可能ですが、日本は四季の国ですから春は春らしくまた夏は夏らしく昔ながらの風情を感じたいものです。
単に、換気を重要視するならば南北に窓を設けるという手法もあるでしょう。
しかし、風を感じるということは、換気や通風をする目的とするだけでなく、
風を感じると共に何を感じるかが大切だと思うのです。
濱田建築では、日本の気候、四季を考えつつ、
風は下から入れて上から抜いた方がいいなど、
部屋の中の空気の流れも計算して設計いたします。
緑は、心に落ち着きと安らぎを
与えてくれます。
お客様のご要望に応じて、緑の風景を家の中からでも楽しんでもらう事が出来るように、窓の形状や位置などに 工夫をしてメリハリを持たせることも出来ます。
一つのリビングから季節の移ろいや眺望、遠景と近景の対比など、変化に富んだ緑を楽しむことができます。
あまり木の手入れが好きではない方もいらっしゃるでしょう。
しかし、緑は人の生活をとても豊かにしてくれます。
苦手な方は観葉植物でも良いので部屋に置いてみましょう。